編集者: ノボトニー・ジェローム, OMI 2020年10月26日

読んでください

New! 望まない妊娠を受け入れた女性たち 

Takei,Yayoi タケイ・ヤヨイ
日本では、人工中絶が母体保護法第14条によって次の三つの条件下で認められます。 その妊娠が継続されることにより母体の生命が脅かされる場合。例えば母体が心疾患をもっており、 妊娠により重篤な心不全に進展する危険性がある場合。二番目は妊娠を継続できないほどの貧困。 そして三番目が性暴力の結果の妊娠。この法律のもとに、161,741件(平成30年度) の人工中絶が登録報告されています。ただ、暴行による妊娠中絶の報告数は少ないとされています。古い報告ですが、 アメリカ合衆国では、生殖年齢(12ー45才)の性暴力犠牲者のうち妊娠は5%で、34例の妊娠後の結果は、50% が中絶、32%が子供を引き取り、6%が養子に出しています。

80回目の正月に思う

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
門松80回目の正月を前にしてこの一文を綴っている。日本人の平均寿命を超える、 ずいぶんと長い人生をいただいたものである。戦前、戦中、戦後を経て今日まで、 めまぐるしく変わっていった時代に生きてきて、出遇った様々な人や出来事を感慨深く思い浮かべている。そして今年は、 どうしてか長い間忘れていた「年の始めの歌」を思い出した。

緊急避妊ピルの副作用と問題点

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
日本で現在ピルと言われているものには、いわゆる経口避妊薬と月経困難症治療薬そして緊急避妊薬の3種があります。経口避妊薬も避妊目的以外に月経困難症や子宮内膜症にも使われています。最近この中の緊急避妊薬を医師の診察処方無しで、ドラッグ等で自由に購入出来るようにしようとする運動が起きています。はたしてそれで良いのかを知る上で、ピル全体から考えてみましょう。

いのち、この尊きもの

Hirata, Kunio ヒラタ・クニオ
昭和56年4月マザーテレサは、東京池袋で行われた生命の尊厳を考える国際会議で、預言的言葉を述べられました。「 子は神の最高の贈りものです。日本は素晴らしい国です。日本人も素晴らしい。でもお忘れなく、 子を望まねばそれも消えます」と。今それが現実のものとなってきています

Protect All Life〜Yes to Life!

Editorial オピニオン
「すべてのいのちを守るための月間」が設置されました。 教皇フランシスコの蒔かれた福音の種がゆたかなみのりをもたらすようにと、 日本の教会が立ち上がったことに心から敬意を表します。この画期的な新事業に参加協力できることは、 わたしたち信者にとって大きな喜びです。今年はコロナ禍で具体的な取り組みにまで至るのは困難だったかと思われますが 、今後じっくり時間をかけて、たとえば10年後の2030年に成果があらわれていることを一つの目標に、 年々育ちつづける手応えのある「月間」として継続発展していくことを期待します。そこで、 東京教区宣教司牧方針策定のための課題の2「継続信仰養成の整備と充実」および9「教区全体の『愛の奉仕』 の見直しと連携の強化」に関わるものとして、「すべてのいのちを守るための月間」 をみのりあるものとしていくための提言をおこないたいと思います。

ヒト胚性幹細胞研究--その公式見解の根拠は科学的詭弁であるか?

Irving, Dianne アーヴィング・ダイアンヌ
論争におけるNBAC(国家生命倫理委員会)や米国ホワイトハウスの公式見解の根拠となる考えは次のいずれかである:(1)受精やクローニングの幹細胞はまだヒトではない、および/あるいは、(2)ヒトではあるかもしれないが、まだ人間ではない。いずれにおいても、主となる論拠は生命の尊重と尊厳におよぶことになる。なぜならば、早期ヒト受精卵は、生物学的生育段階を経て生物学的生体の生育に応じ進化するものであるからである(前NIHヒト受精卵研究審査員団報告/NBACリポート)。

曲がっている

Sakakura, Kei サカクラ・ケイ
幼稚園付きの教会で働いていた時、園児の父母を対象に、宗教講座を受け持っていた。平日の日中なのでお母さんばかりだったが、運動会や発表会などにはお父さんも来ていて、その子のお兄ちゃんやお姉ちゃん、小さな赤ちゃんも来ているので、家族の暖かな姿が羨ましかった事を覚えている。その中の一人の女性は、ミッションスクール卒業で、それで子供をカトリックの幼稚園に入れていた。その彼女はミッションスクール在学中も「公教要理」を受けていたし、教会でも勉強は続けていたが、何故か洗礼を受けようとはしなかった。前の年の復活祭の時も受けませんかと薦めたが、断って来た。それでもイエスの魅力には惹かれていて離れる事ができず、ずっとここまで来てしまったとの事だった。

胚の本質について

McManaman, Doug マックマナマン・ダグ
ヒトのいのちが受精の瞬間から始まるのかどうかという疑問は、厳密には哲学的な問題である。だからと言って、よく言われているように、この疑問に対する確固たる答えはなく、胚がヒトかそうでないかは見解の相違に過ぎないという意味ではない。その意図は、この問題が感覚あるいは調査によって解決するものではなく、解決には論理が必要という点にある。発達中の胚の状態について、同じデータを持つ発生学者2人が、2つの相反する結論を導き出す可能性が考えられる。双方でデータが同じなら、その結論の違いは科学的データが原因ではない。むしろ、彼らの見解の不一致は、その論法によるものと言える。にもかかわらず、哲学では、科学に頼ることで、この問題を論理的に解決しようとしている。哲学者は、ヒトの胚に関する科学的データなくして、胚の地位や生命の始まりにおける問題を解消することはできない。

安楽死はどう考えますか?

Harrigan, Kath ハリガン・カタリーン
安楽死とは患者がかかっている病気によってではなく、医者によって死にいたることであると端的に言い表わすことができます。

経口避妊薬:ピル
その作用と安全性

W., Paul ウェッケンブロック・ポール
「ピル」については、その発売が始まった1960年からこの方、常に議論され続けてきました。これらの強力な人工ステロイドについては医学的、社会学的、道徳的に、久しく研究されているのに、未だに混乱が存在しています。ピル市場での何十億ドルという収益とか、立法府やメディアに対する産児制限ビジネスの政治力のために、普通の人は真相を知らずじまいになっています。しかし、この問題に関しての研究とか、本も出版されていますし、常識ある人であれば気をつけるはずです。