「あす死ぬ人たち」の最期を見届けた衝撃のノンフィクション

NEWSポストセブン
2018-02-11

【著者に訊け】宮下洋一さん/『安楽死を遂げるまで』/小学館/1728円

〈「私はあなたに点滴の針を入れ、ストッパーのロールを手首に着けました。あなたがそのロールを開くことで、何が起こるか分かっていますか」/「はい、私は死ぬのです」/「ドリス、心の用意ができたら、いつ開けても構いませんよ」〉──本書冒頭に出てくる英国人老婦と女性医師の最期の会話だ。著者はその一部始終を間近で見届ける。各国で2年にわたって「安楽死の瞬間」に立ち会った衝撃の取材の果てに何が見えるのか。

あす、自らの意思で死ぬ人に会って話を聞く。本書は、安楽死を遂げる人々が率直にその心境を語る、類例のない本である。

宮下洋一さんは、英語、スペイン語など5か国語を話す語学力を武器に、スペイン・バルセロナを拠点に取材活動を続けるジャーナリストである。この本では、安楽死が選択できる、スイス、オランダ、ベルギー、アメリカ(注・一部の州)と、安楽死が許されないスペイン、日本の現場を訪ねた。

自分の死の瞬間に立ち会うことを許した81才のがん患者の女性は、「私の死について、たくさんの人たちに考えてもらえたら嬉しいわ」と宮下さんに語った。安楽死への批判もあるなか、意見が分かれるテーマだからこそ、自身の考えを語っておきたい気持ちがあったようだ。

全文は下記

https://news.infoseek.co.jp/article/postseven_650789/

他の見出し