研究論文 コラム 説教 カトリック公文書

生命ニュース

親子で青空を(中) 五感を刺激 “生”が輝く
生まれつき、重い障害のある子どもたち。長くは生きられない子もいる。それでも、子どもたちにはそれぞれの人生がある。「限られた時間なら、その時間を最大限使っていろんな体験をしてもらい、可能性を引き出してあげたい。医療的なケアやリハビリで命をつなぐことだけが“生きること”ではないと思うから」

親子で青空を(上) 介護で疲弊 家族支える
「病院は治療が済めば退院しなければならず、その後の生活を病院が支援することはできない。これでは家族は疲弊するだけ。重症児と家族を支える施設が必要だ」と上野さん。名古屋市の社会福祉法人の支援を取り付け、施設開設にこぎ着けた。両施設には約十人のスタッフが常駐。ゼロ歳から十八歳までの重症児が通い、各施設が日に最大七人ずつ受け入れている。

<わが家のケア手帳> 昔を思い出す
だが、介護に追われる家族の多くは「さっき言ったばかりなのに、なぜ分からないのか」などと、つい先ほどのことを覚えていないことばかりに焦点を当ててしまいがちだ。それが介護ストレスの大きな要因になっている。意識して長期記憶に目を向けると、状況が変わってくる可能性がある。思い出の品に限らず、例えば懐かしい場所に一緒に行ったり、昔話を聞いたりしても、同様の効果が得られると思う。

[渡辺真理さん]介護のプロが強い味方
振り返れば手探りで始まったわが家の介護生活。介護される側にとって、何が幸福なのかは確信できていません。観察し、想像しながら、介護される側もする側も笑える日々を送れればと願っています。

一時保護に「躊躇なき対応」 面会、引き取り拒否も 児相権限を明確化 ガイドラインで都道府県に通知
厚労省は児相運営指針で、保護者の同意がなくても一時保護ができるという方針を掲げている。だが、目黒区の事件では、結愛ちゃんが以前住んでいた香川県の児相が2度も一時保護したにもかかわらず、最終的に一時保護を解除。転居先の目黒区を管轄する児相の担当者は結愛ちゃんに会うことすらできなかった。厚労省はこうした対応を深刻に受け止めている。

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生命の本

いのちの福音

人工妊娠中絶や安楽死など人間のいのちを軽んじる行為が合法化されようとしている現代社会の中で、神のかたどりである人間のいのちを尊重し、守り、愛することの大切さを、聖書や教会の伝統的な倫理観に基づいて訴えています。
[カトリック中央協議会出版部]

第二バチカン公会議公文書全集

キリスト教生活を信者のうちに日々豊かなものにし,変更可能な諸制度を現代の必要によりよく順応させ,キリストを信じるすべての人の一致に寄与することすぺてを促進し,また,すべての人を散会のふところに招き入れるために役立つ,すべてのことを強化しようと望む聖なる公会議は、典礼の刷新と促進について配慮することも特にその使命であると確信する。
[サン パウロ]

『子どもにとってT必要な親Uになれる人、なれない人』

一冊の本を読んで子どもの教育ができる訳はないが、50年以上の教育現場を経験してきたマーテル師の言葉には重みがある。親にとって一番やっかいな「子どもの思春期」と、どのように取り組めばよいのかわからず、悩み、苦しみ、教育に自信をなくしている親御さんに、著者はこんな言葉を贈ります。
[サン パウロ]

読んでください

New! 「白衣の天使」が「カラフル天使」に

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
先日の定期診察で採血をしてくれた看護師は緑の衣服を着けていた。隣で採血していた看護師は真っ赤な服だった。 何か変な感じがして、思わず「もう白衣の天使ではないのですね。なんと呼んだらいいんでしょう?」とつぶやいたら、「 先日ある会合でカラフル天使と呼ばれました」という返事が返ってきた。「なるほど、そういえばそうですね」 と答えたものの、親しんできた看護婦さんから看護師さんに変わってまだ十分心の整理がつかないうちに、 白衣の天使がカラフル天使に変身する。長生きしているといろんなことに出会う。

「四門出遊で見た病人」病気の苦しみ

Tanaka Masahiro タナカ マサヒロ
五月は鯉のぼり、今の日本の風景だ。鯉のぼりは登竜門の故事「鯉の滝のぼり」に由来する。 霊山の竜門という滝を登った鯉が光輝く龍に変身して天に昇ったという。 端午の節句に鯉のぼりを揚げて子供の成長を願うようになったのは江戸時代からだ。元来は万葉集の額田王の歌「 茜草さす紫野行き標野行き」のように、端(最初)の午の日に菖蒲などの薬草を摘んで健康を願ったのだ。

12年ぶりの手紙

Matsunaga Tadashi マツナガ タダシ
今から12年前のことです。僕の目の前に現れた女の子はおしゃまで利発で目のくりくりした可愛い子でした。今、考えてみると、 年齢は現在の僕の長女とほぼ同じではないでしょうか?顔まで何やら似ている気もします。

教皇「すべての人の命は聖なるもの」

Vatican Radio broadcasts バチカン放送局
教皇フランシスコは、バチカンで2月5日行われた日曜正午の祈りの集いで、イタリアの「いのちの日」に言及。 すべての人の命を聖なるものとして強調された。

「私は知らなかった」からの別れ

Editorial オピニオン
日本では甘利明経済再生担当相が辞任した。甘利氏は、千葉県の建設業者側から2度にわたって献金を受け取った件を認めたうえで、秘書に「適正に処理」するよう指示したと語ったが、 秘書が受領した500万円のうち、 200万円は適切に会計処理したが残りの300万円は秘書が個人的に使用した点が疑惑を呼んでいる。

エロスと甘え

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
「エロスと甘え」とは奇妙な取り合わせだが、最近読んだ本の中でこの二つは「求める愛」という表現の中で一つにつながったのである。その本とは、一つは教皇ベネディクト16世の回勅『神は愛』(2005年・邦訳はカトリック中央協議会)であり、もう一つは土居健郎の『続「甘えの国」』(2001年、弘文堂)である。これは、独りでは生きられない人間本来の姿を理解するうえできわめて重要だと思うので、あえて話題にしたい。

日曜論壇 無鉄砲と、鉄砲

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
この夏、二人の青年がお寺に別々に訪ねてきた。一人は滋賀県から、もう一人は埼玉県からだ。 なぜ二人を一緒に語るのかというと、二人とも自転車でやってきたのが新鮮だったからだ。

母の旅立ちー神のいつくしみ

Ihara, Shoichi イハラ・ショウイチ
「今年の7月22日、私は東京の渋谷修道院に会議に参加するために来ておりました。その日の夜、 マルチン病院のシスターから電話があり、母が夕方7時半に亡くなったとの知らせでありました。 すぐに坂出に引き返したかったのですが、翌日は仙台の教会で聖ドミニコ会創立800周年を記念する行事があり、 そこで聖ドミニコについて講演することになっていたのです。母のもとに駆けつけることは出来ませんでした。 シスターにはドライアイスとマルチン病院の聖堂の冷房で対応をお願いし、 気持ちも落ち着かないまま翌日北仙台教会で御ミサを捧げ、午後講演を済ませた後すぐに仙台空港に駆けつけました。夜、 母のベッドに戻ったのは10時過ぎでした。

団塊の世代はなぜ人口が多いのか?

Ikeda Masaaki イケダ マサアキ
1947年、48年、49年に産まれた人たちは、その突出した人口の多さゆえ「団塊の世代」と呼ばれる。 この三年間だけ、その前後の年と比べて抜きん出て出生数が多い。誕生した赤ちゃんは年間270万人にも達する。 団塊の世代とはすなわち、日本版ベビーブーマーである。しかしながら、 アメリカのベビーブームが十年以上続いたのに対し、日本のベビーブームはわずか三年しか続かない。 不可解なほどはかないブームだったのである。名前のごつい感じとは裏腹に、実は層の薄い「団塊」なのである。

日本の闇は深いか

Itonaga, Shinnichi イトナガ・シンイチ
「日本の闇は深すぎるのでしょうか」という嘆きとも問いかけとも取れる言葉が先月のプログの書き込みにあった。 これを年の初めの話題にしたいと思う。

福音のすすめ 待降節第2主日

Shimazaki, Hiroki シマザキ・ヒロキ
今日の第一朗読と福音書の箇所は、どちらも同じ内容となっています。その内容は、神が通る道は、まっすぐで、でこぼこでない道です。今でいうならば、高速道路のように、舗装された一直線の道を想像すれば良いのではないでしょうか。とはいいましても、実際の道を表しているものではありません。また、神がいらっしゃる道というよりは、わたしたちが神のもとへ歩んでいく道のことを表しています。つまり、神の道というのは、わたしたちにとってとても歩みやすい道だということです。ただ、現実の道でもそうですが、常に整備していませんと、雑草が生えたり、アスファルトが割れたりします。そこで、今日は、どのように神への道を整備していったら良いのかを一緒に考えていくことにしましょう。

マザー・テレサが願っていたこと

Editorial オピニオン
修道女マザー・テレサ(1910〜97年)は来年9月にも列聖(聖人)されることになった。テレサは1979年、修道会「神の愛の宣教者会」を創設し、貧者救済に一生を捧げた。 その功績が認められ1979年のノーベル平和賞(1979 年)を受賞し、死後は、前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の願いで2003年年10月19日に列聖の前段階の列福(福者)されたことは良く知られている。そのテレサが今度は列聖されることになった。

人間の受精卵は「小さな生き物」であって「小さな物」ではない。

Pfeifer, Michael ファイファー・マイケル
現在、「生殖クローニング」と「治療クローニング」の違いについて議論している科学者や政治家がいる。生殖クローニングにおいては、クローンとして発生した受精卵が女性の子宮に着床し、出産に至るまで成長し、最終的には赤ん坊となって生まれてくる。治療クローニングにおいては、受精卵は研究室のペトリ皿の中で培養され、胚になるまでの間だけ成長し、その後幹細胞を取り出すためにばらばらにされる。これらの2種類のクローニングの違いは生物工学的なものであって倫理的なものではない。いずれも人間のいのちに対する本質的な尊厳を物質主義的に操作したものにすぎない。

「貧しさ」の同伴者について

Editorial オピニオン
世界に約12億人の信者を有するローマ・ カトリック教会最高指導者ローマ法王に南米出身のフランシスコ法王が就任して以来、教会では「貧しい者」 へ関心が高まり、「質素」な生活が評価され、逆に豊かさ、華美さは守勢を余儀なくされている。

ピルを服用して10年後、英国人女性が血栓で死亡

Editorial オピニオン
LifeSiteNews.comは、28才のイギリス婦人が10年間経口避妊薬ピル服用後、重症な静脈血栓で亡くなったと報じています。彼女、ジェナ モリスは、住み込みのフィアンセ、ルーク ホーソンと結婚しようとしていた行員で、腎臓結石を患っていると彼女に告げた医師に仕事場から家へ具合が悪くなって連れ戻された。彼女の脚に出来た凝血が肺に広まった時、彼女は急死しました。

不自由ゆえの飛翔

Genyu Sokyu ゲンユウ ソウキュウ
三月から四月にかけて、いたく体調が悪かった。左手の小指と薬指が痺れだし、整体や鍼、整形外科のお医者さんにも診てもらったのだが、一向に改善しないのである。

医師として僧侶として

Tanaka Masahiro タナカ マサヒロ
私は寺で医療を行っている。それで全日本仏教会から推薦を受け、ローマ教皇庁医療国際会議に計4回招待された。 そこで仏教の立場を発表するとともに、他宗教の状況を知る機会を得た。この会議では、 毎回異なる重要な医療関連のテーマについて、 広い分野から30名くらいの専門家が講演を行う。実質的には医療に従事するカトリック宗教者の勉強会といえる。 ローマ教皇庁関連の医療機関は世界中に10万8千もある。会議は3日間で、 約80ヵ国から800人くらいが参加している。

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